眠れる資源で起業する若者達
こんばんは。
ゴールデンウィーク終わっちゃいましたね。
後半は生憎の天気でちょっぴり残念でした。
4月21日の讀賣新聞にこんな記事がありました。
「休眠資源」で若者企業
記事の中では過疎に悩む地方で、あえて起業を志す若者達を紹介していました。
日本全国に存在するほったらかされた畑(=遊休農地)、この眠れる資源を活用する事で
雇用の創出、人材育成にも役立つと注目が集まっています。
その一例として山口大学の学生のより2002年に設立された「学生耕作隊」が
紹介されていました。
メンバーは高齢化や後継者の問題に悩む農家に対して農作業を手伝い、その報酬として
1時間に付き700円前後を受け取ります。
更に後継者のいない農地経営をも引き継いでいるようです。
農家からは支援の依頼が殺到し、設立当初は30人程度だったメンバーが、現在では
180人(学生が中心)と6倍近くにも増えています。
メンバーの中には派遣切りにあい、働きながら起業を考えているメンバーもいるのだとか。
遊休農地だけではないですよね。
地元に住んでいると気付かない資源も、別の視点から見れば(都会人など)
新たな資源として活用する事はいくらでもあることでしょう。
都市部ばかりに人が集まり寂れる一方の地方ですが、昨今相次いだ食品問題、
そして今回の大不況は人々に新たな価値観の転換を迫っているようにも感じます。
何が一体大事なのか?
国でも学生耕作隊のような活動に対し補助金を支給するモデル事業を昨年から
行っているようですが、遅すぎますよね。
15兆円の追加経済対策にはこのような活動にもっと資金を投入してもらいたいものです。
下記に紙面で紹介されていた団体のホームページのリンクを記しましたので
興味がある人は覗いてみて下さい。
※参考サイト※
チャレンジ・コミュニティ・プロジェクト
NPO法人ETIC.
NPO法人「
学生耕作隊」
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